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弁護士法人心 大阪法律事務所

遺産分割の期限

  • 文責:所長 弁護士 大澤耕平
  • 最終更新日:2022年9月16日

1 「遺産分割の期限はない」は本当か

遺産分割には法律上の期限はない、という情報をインターネットで見たことがあるかもしれません。

確かに、「何年以内に遺産分割をしないと罰則を科す」といった法律はありませんし、遺産分割の期限そのものを定めた法律もありません。

しかし、遺産分割をしないまま長年放置しておくと、様々な不利益が発生します。

そのため、遺産分割には「事実上の期限」とも呼ぶべき期限があると言えます。

ここでは、なぜ遺産分割に「事実上の期限」があるのかをご説明します。

2 不動産の名義変更が義務化された

相続が発生し、遺産の中に不動産があると、その不動産を誰が相続するのかを、遺産分割で決めなければなりません。

遺産分割そのものには期限がありませんが、不動産の名義変更には3年という期限があります。

もし、3年以内に不動産の名義変更ができない場合、その理由を法務局に届け出れば、罰則は免れますが、届出自体に手間がかかりますし、何よりいつかは遺産分割をして、不動産の名義変更をしなければなりません。

そのため、相続発生後は、少なくとも3年以内に遺産分割を終わらせた方がよいということになります。

3 長期間放置すればするほど、遺産分割の難易度が上がる

例えば、Aさんが亡くなって、相続人は長男Bさん、長女Cさん、二女Dさんの3名だったとします。

相続人が3名だけであれば、話し合いの場を設けることは難しくありません。

では、遺産分割をすることなく、Aさんの子ら3名が亡くなった場合、どうなるでしょうか。

Aさんの子ら3名の相続人が、Aさんの相続人の地位を受け継ぐことになります。

たとえば、Aさんの子ら3名に、4名ずつ子がいる場合、相続人は12名ということになります。

さらにその次の世代となると、相続人は何十人もいる状態になり、話し合い自体が難しくなります。

そのため、長期間放置すると、遺産分割が難しくなるという意味で、遺産分割には「事実上の期限」があると言えます。

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