借金について訴状が届いた場合の対応方法
1 訴状の内容を確認する。
借金を返済できずに滞納が続くと、最終的に消費者金融などの債権者から裁判所を通じて訴状が届くことがあります。
突然の訴状に驚き、不安に感じる方も多いでしょう。
しかし、正しい対応を取ることで不利益を最小限に抑えることが可能です。
まずは訴状の内容をしっかりと読みましょう。
請求されている理由や金額に心当たりがあるかを確認し、間違っている点がないかもチェックしておきましょう。
2 期日と提出期限を確認する
訴状に同封される紙には、第一回口頭弁論期日と答弁書提出期限が記載されています。
これらを無視すると、裁判所は原告(訴えた側)の言い分をそのまま認め、判決を下す可能性があります。
必ず期限を確認し、期日までに対応しましょう。
3 弁護士に相談する
⑴ 債務整理の相談
借金問題や訴訟への対応は専門知識が必要です。
早めに弁護士に相談することで、適切な主張や手続きを行うことができます。
特に、返済が困難な場合には、任意整理・個人再生・自己破産といった債務整理の手続きを視野に入れることが有効です。
訴訟を起こされた後でも、債務整理をすることによって借金問題を解決することは可能です。
⑵ 消滅時効が成立する場合もあります
借金には消滅時効があり、一定期間返済していなければ、訴訟の中で「消滅時効を援用する」ことで返済義務が消滅する可能性があります。
一般的に、銀行や消費者金融からした借金は5年で消滅時効が完成します。

















